昭和47年に現店主・佐々木克彦さんの母親である先代が開業した安楽食堂。佐々木さんが跡を継ぎ、45年ほどが経った。自家製ダレの焼肉をご飯に乗せた焼肉ライスで人気の店だ。徒歩圏内に官公庁があり、昼時には職員や来庁者が訪れる。常連客も多く、顔を見るだけで注文する品がわかることも多いそうだ。
安楽ラーメンは、動物系と節系のうま味を閉じ込めたスープでモヤシやキャベツ、タマネギ、豚肉を炒め、塩コショウで味を整えながらゴマ油で風味付けした看板ラーメン。ベースは中華そばと同じ醤油味だが、こちらは炒めた野菜の甘みと豚肉のうま味がスープに溶け込み、まろやかな味わいだ。
夏季限定の冷し中華と冷かけラーメンは毎年待ち望む客の多い、必食の一杯。