大正7年創業の老舗の食事処。東京などで修行を重ね、和食を中心に日本料理を極めた4代目店主が店を切り盛りしている。
写真の生姜ラーメンや優卵麺は十数年前に店主が独自に考案。一点の濁りもなく黄金色に透き通ったスープは、鶏ガラやトンコツ、カツオをじっくりと煮出した、丁寧な仕事の賜物。運ばれてきてすぐに感じる生姜の香りが食欲をそそる。国産生姜の良質な香りと味を損なわないよう、注文を受けてからスープに生姜を入れて温め、片栗粉でとろみをつけている。トッピングで煮卵や辛味をプラスしてもおいしい。
冬季限定で登場する「比内地鶏ラーメン」も見逃せない。地鶏のうま味をシンプルに味わうことができる。